2015年11月20日金曜日

思い出すのは


幼稚園へ向かう途中にある喫茶店で、扉が開くたびに珈琲のよい香りが漂ってくるので、母と楽しみにしていたこと。高知から尼崎へ引っ越して、尼崎中央商店街へ行った時、旧マクドナルド近くのアーケードを見上げたら、まるでステンドグラスのように見えたこと。家族で歩きながらの夜道、街灯を薄めで見上げて「チョウチョに見える!」と遊んでいたこと。


子どもの頃の記憶。一日をたくさん、たくさん積み重ねて。思い出もたくさん、たくさんあるはずなのに。ふと、何気なく、思い出すのは、そういうこと。写真にも残っていない、何気ない日常のこと。


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