2015年5月12日火曜日

“かわいそう”が好きになれない


“かわいそう”という言葉があまり好きになれません。小学4年生の時に母を亡くして、近所のおばちゃんたちは口々に「かわいそうね」と言ってくれましたが、あれがすごく嫌でした。

子どもながらに・・・その“かわいそう”には、「家族がそろっていることこそ幸せ」「家族がそろっている自分たちのほうが幸せ」「あなたはかわいそうな存在なんだよ」と暗に言われているような気がして。目の前の私を無視して、一般論としての「こうあることがいい」という決めつけを押しつけられている気がして。もちろん!そのおばちゃんたちにそんな気持ちはなく、やさしさからであるとわかりますが、子どもの時に感じた、あの感じ。「本当に、それで幸せなの?」と中学生になってから爆発しました。

人それぞれ、感じ方もさまざまだから、なんとも言えないけれど。ほかの人にはそんな思いをさせたくないなあと思いながら、接するように。こちらから一方的に何かを言うよりは、相手がどう感じているのか・・・それを聞くことのほうが大切なんだろうなあと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿