2015年3月2日月曜日

取材について、子どもたちに話したこと


子どもがつくる多世代交流型ZINE『だんらんしんぶん』づくりでは、子どもたちに“取材”についてお話する機会をいただきました。

子どもたちにどうお話しようかと考えて・・・以下の3つをお話して、子どもたち同士で取材し合いっこをしました。

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“取材”とはなんでしょうか?お話を聞くことですが、おしゃべりするのとは違います。

話を聞いて、「こんな人がいて、こんなことをしているんだよ!」ということを、その場にいない人たちにも伝えるものです。

今から、私が取材をするうえで、大切にしていることを3つ、お話したいと思います。

◎1つ目
「あなたの話を聞いていますよ!」ということを態度でみせること。
たとえば、相手の目を見る、「うん、うん」とうなづく、「そうなんだ!」と思えば、それを口に出してもいいです。みんなも、話をしていて、「話を聞いてくれているなー」「聞いてくれていないなあー」と感じることがあると思います。聞いてくれていないなあと感じたら、「話していることが伝わっていないのかな?」「この話はおもしろくないかなあ?」と不安になって、「話すのをやめようかなあ」と思ったりしますよね。話をしてくれる人が、安心して、話せるようにします。

◎2つ目
どんなお話を聞くのか、聞くことをしぼること。
お話を聞いていると、あれも、これも、聞きたくなります。その気持ちは大切です。でも、“取材”をする時は、自分だけが、その話を聞いたらいいというわけではありません。それをさらに、その場にいない人にも伝えます。だから、「ここではこういうことを伝えたいんだ!」と決めて、それを伝えられることを聞いたり、書いたりします。みんなも、たとえば、私が今、こうして、“取材”について話をしているのに、いきなり「そういえば、昨日、朝にテレビを見て・・・」「それと、公園にもいったんだよー」と話し出したら、びっくりしますよね。それと似たような感じです。

◎3つ目
自分と相手は違うということを大切にすること。
たとえば、相手が「いちごを好き」といったとします。私も「いちごが好き」だから、「いちごが好きな気持ち、わかる!」と思います。でも、「いちごが好き」ということは同じでも、どうして好きなのかは人それぞれです。ある人は「すっぱい感じが好き」かもしれないし、ある人は「見た目がかわいいから好き」かもしれないし。みんな、違います。だから、「それは、どうしてですか?」「どう思うからですか?」という、さらにつっこんだ問いかけをします。

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