2014年8月21日木曜日

激流のなかに立つ、岩のように


人権啓発冊子の制作に携わった際、
子ども、女性、障害者、同和問題などさまざまな人権問題はありますが、
最たる人権侵害は戦争であると、
『堺市立平和と人権資料館』へ行った際、感じました。
http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinken/jinken/heiwajinkenshiryokan/

同和問題に関する取材では、
20代が中心となって啓発活動するグループに話を聞きました。

その時、20代前半の男性が、
中学時代に同級生から差別的な発言を受けたことがあった、と。

その同級生は、その子自身がそう思ったからではなく、
親から聞いた話をしたそうです。

そういうふうに、時代は変わっても、
親が“その昔親から聞いた話”を子どもに伝えていくから、
差別や偏見は根強く残っていくのだと話していたことが印象的でした。

私も、子どもに何かを伝える時は、そのことを思い出します。

また、親の言うことをすべて受けとめるのではなく、
あくまで親の意見は親の意見・・・
それも含めて、さまざまな意見や思いを聞いて、
その上で自分はどう思うのかを考えられる力を
育てることが大切だなあと思います。

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